ゼロからの仮想通貨

価格が上がると保有量が増加するビットコインのクジラの不思議

 

ビットコインはいよいよ日本円で100万円を試す動きになっていますが、なかなか100万円には乗せることなく、足踏み状態です。

 

 

そんな中、ブロックチェーンの情報機関Diarが発表したデータによりますとビットコインのいわゆるくじらと呼ばれる大口投資家が昨年の秋から今年の初めぐらいまでの弱気相場時期にかなり急増していたこととが今頃になってわかったようです。

 

この9ヶ月足らずの間に、1,000?10,000BTCを保有するアドレスの数が急上昇し、それらのビットコイン保有量を合計すると、45万BTCに及ぶことがわかったとされています。

 

このポジションを総計してみますと日本円にして4兆円あまりがビットコインの流通量の26%をしめる大口所有者によって保持されているというわけで、このくじらの動きというのはかなりビットコインに影響を及ぼしていることが推測されます。

 

Diarは昨年9月の調査でも全体の42%のビットコインの大口投資家は、2017年末の仮想通貨相場のピークにおいても、ビットコインの売却をしないまま保有を継続していたと指摘しており、このグループがビットコインを延々と売らずにかかえることでさらに蓄積していることが窺えます。

 

逆の見方をすればピーク時に売り抜けられないまま塩漬けにせざるをえなかったとも言えそうですが、それにしても保有量を一段と増やしているという点は非常に興味深いものがあります。

 

このように一般的な為替と違ってビットコインは保有者を特定できますので、どこのだれとはわからなくても大口保有者の動向を相当細かくチェックすることで今後の相場動向をかなり予測できそうな状況で、この部分の研究の進展が非常に注目されるところです。

 

仮想通貨の上昇はただ漫然と相場期待で皆が買い上げたことから上昇するといった単純な世界が一旦終焉し、次のステージに向かおうとしていることはどうやら間違いないところに差し掛かってきているようです。

 

ただテクニカルチャートだけ見ていてももう一つ自信が持てないのもまた事実で大口保有者の動向というのは非常に気になるポイントとなっています。

 

このあたりでさらに目利き感が発揮されるようになるとビットコイン投資もより精度の高いものへと成長することが期待されそうで、今後とも引き続き分析に注目していきたいと考えます。